アセテート編集者日記

アセテート編集者による日記です。
編集作業の実況中継のほか、編集者のつぶやきを掲載しています。
*editorNの日々のつぶやきはhttp://twitter.com/rheninに移行しました。ここではきちんと本の制作進行をお伝えします。また書評等も掲載予定です(091018)。

未來」の検索結果です

2006年 9月 06日 (水曜日)

志水雅弘店長の冒険

アセテートには未來社の月刊機関誌『未来』が届く。新しいのが届いた(と思ったので)開けてみると、丸山真男没後10年特集で短いながらも、丸山真男をめぐっての絶妙の執筆陣による丸山をめぐるマップづくり(編集方針)が秀逸。すかさず感想を編集者に入れると、先月号の8月号だった。赤面。この8月はいろいろと飛び回っていて、目的以外の本を読む時間がとれなかったのだ。ばれるとはずかしい。
「今月号はまず「書店のABC  「専売」−初めての挑戦」という記事を読んでみてください」と突っ込まれ、本当の最新号である9月号を読んでみる。
絶版になったある文庫本を、ある書店の店長が全部買い取りで出版社に重版を依頼したんだという。幸いにも専売制と誠意ある宣伝でばか売れしたらしい。。。その書店は東京の日野市、高幡にある啓文堂書店(042−592−2711)

うーむ、ここまでやるなら書店が復刻すればいいのではないかと思うが、またそれは話が違うのかな。今月号もおもしろいです。『未来』ってなかなか手に入らないのだけれど(書店での配布か、年間購読制1200円−やすっ!)、なんかこうアセテートのセレクトショップにも置いてあるべきだと思うのだった。
- editorN -

2006年 4月 25日 (火曜日)

あこがれの本屋さんの仕掛人を初めて知った

当方がまだ高校生の頃、東京上石神井の高校からの帰り、池袋で降りてよく使う本屋さんがあった。西武池袋の最上階にまだ美術館があった頃だ。よく現代美術を見た。本当に面白かった。でそのあとは必ず階下の本屋さんに行くのだ。普段は売っていないというか他ではお目にかからない詩集のコーナーがあって、それもなんか特別な部屋になっていたりして、西武のセンスに脱帽していたものだ。
で、きょうおくればせながら(いそがしさにかまけていた)未來社の機関誌『未来』2006年4月号をじっくり読んで、その本屋さんのコンセプトの張本人がわかった(記事「書店空間の現在・過去・未来」)。なんと今アセテートで大変お世話になっている池袋ジュンク堂の中村文孝さんという副店長ではないか!当方は中村さんの考えていることに触れるのは初めてのことなのだが、本屋の作り方、本の選び方、今後の書店と本のありようについて、非常に鋭い投げかけを行っていた。この記事を拝読する価値は大いにある。アセテートとしても「甘えるな」と言われているようで、少し襟元をただすのだった。ちょっと引用。
「 先ほどカリスマ書店員という言葉が出ましたが、書店員が本当に一人前になるときとは、不要な本を切れるようになるときです。必要な本を入れるまではアマチュアなんです。売れるとリピートオーダーするけれども、一冊の本のお客さんが無限にいるわけではない。それなのになんで繰り返し発注できるのでしょうか?
 返品できるからですよね。…以下略」
「リアル書店とネット書店は、それぞれの特性があり共存するというのが前提ですが、その上でリアル書店を救っていく土壌があるとすれば、先ほども申しましたが、新刊と古本の融合ということではないかと思います。」
なぜかについてはその後の中村さんの説明を読んでいただきたいのだが、ちょっと感動した。
それから戸田ツトムさんの滋養に満ちた制作論があり、これまたその言葉の一つ一つの含みがえらく高い。僕自身は戸田さんの装丁についてはちょっと趣味が異なる気持ちもあるのだが、その言葉はよくわかるというか、たぐいまれなメタファーで紡がれるので驚きました。この号はなんとか入手されることをおすすめします。

中村文孝さんが運営している池袋ジュンク堂

[未来」は直接購読制です。リンクはここ。定期購読は未来社tel:03-3814-5521/info@miraisha.co.jpまで申し込んでいただくようになっています(一ヶ年ご予約の場合送料・税込みで1200円)。
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2005年 8月 07日 (日曜日)

今日(8月6日)はきっちり仕事した感じ

acetate007について

渋谷・鈴木事務所にて
鈴木了二先生ご自身での改良製本(製本2とします)を拝受。コピーで色つきでないのだが、それでも超かっこいい。そのほか挿入するご自身撮影の40枚弱の写真を二人で選定。こちらも詩的かつハードエッジな雰囲気で最高。

これからの作業は、
・製本2をもとに追加したいページがあったらこちらから挟み込む。
・写真をスキャンして、これもはさみこむ。時系列は非情に明りょうに。
・竣工データなどこちらで作ってダミーをつける。
・そのほか書誌情報、序、あとがきなどのダミー位置もつける。
これらを8月中に完成して、鈴木先生の更なる手入れをめざす。
英訳者を探す必要有
若干発行延びるか(僕の本はいつも「12月12日」だというジンクスを聞く)
題名についてより正確な年月に変更するか。書名変更の可能性有。
その他ページ打ち、トレペのでかいエスキースのあつかいなどについてアイデアがでた。月曜日編集会議にて検討予定
いやあきちんと仕事していただいていました。鈴木先生にはお礼申し上げます。

これは世界中で受けると思う。

そのあと実家に寄り庭のトマトを父と二人で食べる。そのあと学士会館にて中国に就職する友人の歓送会に出る。長嶋さん、editorK、ならびに先行予約者の皆様には申し訳ないが、二コ通の缶バッジ試作品1ヶを日本の思い出に上げる。
二コ通のオビをOK氏に確認してもらいオッケー。そのほかいろいろ打ち合わせて大阪に帰る。午前0時15分。
長嶋さんからメールもらう。未來社の広報誌『未来』とどく。これから写真の本を何冊も読むつもり。
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2005年 7月 12日 (火曜日)

幽霊の指紋

出張続きで拝読するのが遅れた今回の未來者発行のPR誌「未来」、とりあえずは松浦寿夫さん書評で『グリーンバーグ批評選集』を購入しようか踏ん切りをつけようと思っていた。
しかしながら橋本一径さんによる「幽霊の指紋をめぐって」を読んで、この号の統一モチーフが写されたものであると勝手に判断して読み進んでいる。
元来お化け好きな当方としては「幽霊の指紋」などたまらない話なのであるが、その言葉がいかに矛盾しているか、それはどのような空間から現出してきたものであるのか(実際に残っているのだ。真偽は別として)、それを考えるとわくわくしてくる。だって指紋は生きた人間を判定するのに使うのだから。またこんなことをしてまで幽霊の実在(これまた矛盾した言葉だ)を証明しなくてはいけなくなった裏には、写真の性能の向上があるなどという話もさらに面白い。

直接購読制です。リンクはここ。定期購読は未来社tel:03-3814-5521/info@miraisha.co.jpまで申し込んでいただくようになっています(一ヶ年ご予約の場合送料・税込みで1200円)。
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2005年 6月 07日 (火曜日)

さて、みなさん、どこへ行きましょうか?

未來社のPR誌『未来』6月号が届きました。先月号はごたごたで紹介できなかったのですが、僕がいつもこの小さい雑誌を紹介しているのは別につき合いとかそういうことではなく、きわめて雑食性に富む活力のある内容だからです。歴史のある出版社がこういう力をもっていることが素晴らしいです。それもたった48ページ。
そういえば田中純氏も何やらメディアを創刊するらしいし!

新連載2本をふくむ内容は、極めて多彩。

ホント、未来よどこへ行こうとしているのか!という感じでとってもいいと思います。最近のユリイカにもそう感じます。
みんな、どこへ行く?

どこへ行こうとしているのか分かり切っているような企画が建築業界には多いので、そういうのとはつきあわないようにしよう。

直接購読制です。リンクはここ。定期購読は未来社tel:03-3814-5521/info@miraisha.co.jpまで申し込んでいただくようになっています(一ヶ年ご予約の場合送料・税込みで1200円)。
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2005年 4月 07日 (木曜日)

つぶしがききそうです・雑誌『未来』No.463 2005年4月号

本日未來社の月刊『未来』が届きました。先月の書評号とは全く趣の異なる本の現場特集です。これを読んだら、つぶしがききそうになります。ありがたいです。

「未来」2005年4月号(No.463)目次
[読書特集2005]
《世界の書店から》
ニューヨーク、ラディカル書店ツアー 酒井隆史
台北書店めぐり 丸川哲史
指し示される自由──リブラリールのこと 森元庸介

《座談会》営業・販売の現場から考える本作り
小林浩(月曜社)+樽本周馬(国書刊行会)+丸尾素子(大月書店)+柳瀬徹(浅川書房)

「未来」ができるまで──印刷所・製本所を訪ねる

問われるメディアの権力構造 未来の窓97 西谷能英

「未来」総目次 2004年5月号(452号)~2005年4月号(463号)

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2005年 3月 03日 (木曜日)

田中純氏にacetate004『ピラネージ建築論 対話』の書評をいただきました。

mirai

本当です。田中さんのブログの2005年3月2日の項をご覧ください。
書誌情報は以下の通りです。

●田中純「汚れた起源 『ピラネージ建築論 対話』書評」
『未来』No.462号(2005年3月号)、未來社、2005年、22~25頁

ちなみに雑誌『未来』は未来社のPR誌です。購読の申し込みは以下を参考にしてください。
月刊PR誌「未来」のページ

アセテートの可能性も限界も見きわめうる評者と志の高い出版社とに紹介されたこと光栄です。 [Read More!]
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