アセテート編集者日記

アセテート編集者による日記です。
編集作業の実況中継のほか、編集者のつぶやきを掲載しています。
*editorNの日々のつぶやきはhttp://twitter.com/rheninに移行しました。ここではきちんと本の制作進行をお伝えします。また書評等も掲載予定です(091018)。
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2010年 2月 08日 (月曜日)

昨日鈴木了二先生を迎えて打ち合わせ

アドロフ・ロース虚空に吼える 全巻刊行プロジェクトの第一弾が公開に向けてじわじわと動いています。
昨日は鈴木了二先生とメンバーで検討。得に口絵、装丁などについて話し合いました。

結果思ったこと。 
「虚空に吼える」はすべての職人、エンジニアに捧げたい愛の本である。
20100208-63262326.jpg
鈴木先生は相変わらず「あのノート」 (acetate007参照のこと)
を使っていました!
- editorN -

2010年 1月 16日 (土曜日)

ロース本 着々と進行中

地図作製中ナリ

楽しみにしてお待ち頂いておりますロース本。進捗状況を-editorL-よりお知らせさせて頂きます。

地図も最終的な調整のみ、年表も精査していくのみと、モノがだんだんと出来上がり、本が具体的に姿を現しつつあります。来月には、本の体裁が決まるなど、年度内刊行に向けスケジュールを詰めなおし、ラストスパートを掛けております。

おっ解題者ルプレヒター氏より、ドイツ語原稿が届いたようです。
- editorL -

2009年 11月 30日 (月曜日)

ロース本進捗状況

メモ書き程度ですが、進捗状況をお伝えします。
註済み
写真選定済み
地図について→リンクシュトラーセ開発前のウィーン地図とロース時代のウィーン地図のトレペを使った重ね合わせ。そのほかウィーン周辺のロース建築地図を作成中
年表→かなり詳細なものを作成、許可依頼中

本文原稿の十全な校閲チェックがすめば、装丁、レイアウト、印刷会社定に入れるスケジュールです。そうだ、鈴木了二先生に確認してもらわなきゃだわ。
- editorN -

2009年 11月 01日 (日曜日)

ロース本の解題者決まる(ロース本進捗状況)

アセテートよりアドルフ・ロース『虚空に吼える』を刊行する際にあたり、その解題的論文をどのようにしたらいいか悩んできました。もちろん有名な建築家の方に頼むということもありうるのですが、ロースの本は固有名詞も多く、われわれチームとしてもその解明に多くを費やしてきました。奥は深い。江戸東京学と同じように、あるいはそれよりも深く「ウィーン学」というのがあるわけですから。
特にロースが当時参考にしていた文化人類学(現在の学者からは文化人類学とはみなされていない)の性格など、検討すべき部分はいろいろあります。
やはり「ウィーン学」の専門家、そして出来れば生粋のウィーン人にかいていただくしかないだろうとの方向性の結果、探索2ヶ月。

先週土曜日、校正をしていただける立教大学のドイツ語文学研究者の林志津江先生とともに、現在首都大学東京にて都市教養学部に在籍されておられるヴァルター・ルプレヒター博士(Dr. Walter Ruprechter、ご発表論文リストなど)にお会いすることが出来ました。そして林先生翻訳のもと、ロースに関連した19世紀末ウィーン学の一端を紹介する解題を書いていただけることになりました。日本料理やさんでゲシュプリット(ワインのソーダ割、ウィーン名物)を味わいつつ、快諾をいただきました。
出版がやや遅れ気味ですが、ご容赦下さい。資料的価値のあるものを作りたく、ご期待いただければ幸いです。
- editorN -

2009年 10月 24日 (土曜日)

Stewart Brand "Rethinking Green" onTV

- editorN -

2009年 10月 21日 (水曜日)

役に立たない(きわめて精巧な)機械の参考例

原倫太郎作 四ッ谷アートステュデイウムにて公開中
Stretching Robot_01


授業を受けている諸君。参考にしてください。
http://portal.nifty.com/2008/07/24/c/
- editorN -

2009年 10月 20日 (火曜日)

ガラスのスカイスクレーパーについての新しい発見

ウィーンで知り合った三谷さんという建築家の方が、きわめて興味深い報告をしてくれた。いくつかミースの本を読んだが、知らなかったので、絶対紹介した方がいいと説得したのだった。これで、三谷さんの発見の業績が残るというもの。もちろん昔からそれぞれ展示されていたのだろうが、その違いに気づくこと自体が大切なことなのだ。
これについては当方も一定の見解を持っているので、今度書くつもり。
三谷さん、きちんと引用出典扱いしますよ。

http://transpolis-theory.cocolog-nifty.com/blog/2009/10/post-a80e.html
- editorN -

2009年 10月 04日 (日曜日)

内なる職人絵尽

東京都写真美術館で10月18日まで開催されている北島敬三展に行ってきた。大規模な回顧展ではないが、北島さんの初期作品からを通覧できる。

なぜか北島さんの写真は、高校生の頃から親近感があって(それは掲載された雑誌によるものだろう。雑誌名は恥ずかしいので秘密)、ずっと自然に見続けてきた。初期のややストレートな写真から襞をましていく最近作までの違いが堪能できる。

手に職をつけるというのが職人の正常なあり方なら、北島さんの被写体におさめられている各種の人物はどこか職人的(ようは合目的)でありながら、その職人さが「手」ではない何か得体のしれないものから発しているところが魅力だと思った。

ふくらはぎに職がついたような、乳首に職がついたような、

要は無用な職人たちのアンソロジーなのだ。初期作品ではその異常さが対象の姿と一義的に対応していたのに比べて、後期になればなるほど表向きの彼らの「職」とは違った別の機能が彼らの中に存在していることをまざまざと見せつける。自分でも知らない、自分が被写体に写っている感じとでも言おうか。そういう意味からするとやはり僕が一番最初に北島さんを知ったニューヨークの写真群がそういう人間の二重性を映し出した転換点ではなかったかと思う。東欧シリーズもすごいなあ。

つまりは人間の表層の背後にある人間のインフラのうごめきがはっきりと刻まれている。そのことを客観的に科学的な手つきで示すのが、同じ人物を対象にずっと同じ環境でとり続ける冷徹なポートレイトシリーズであり(ほんとこわいんだから)、それが展開すると北島さんが最近とっているランドスケープにおける独特な奥行きになるのだろう。
作品集もお金のある方はぜひそろえておいた方がいいと思われます。
約800頁からなる16年ぶりの写真集『THE JOY OF PORTRAITS』
- editorN -

2009年 9月 24日 (木曜日)

ロース打ち合わせ中間報告

アセテートとしては順調気味に推移しているというものの、ちょっと遅れるかもしれません。ロースが好きで根底から考えてみたいと思う人が日本に何人いるのかそれが心配だ!

本文、遅れ無し
訳注、地図、写真選定 楽しくできるように担当を仕切り直し
ちょっと困っているのが、解題をどなたにしようかということ。一本の線がいま切れている。。。これが問題だ。
アセテートならではの解題などと頭を使うのは楽しいのだが、その結果刊行日の足を引っ張るのはいかがなものか。
→出せるときに出すのだから、それでいいのだ。中途半端にならぬよう。

がんばって、関係者のお尻を叩いたり、たまには逆も。
- editorN -

2009年 9月 02日 (水曜日)

企画書BINDIT

アセテート編集者日記をお読みいただいている諸氏に乞講評
info@acetate-ed.netまで

企画書 BINDIT

何びとも「出版する権利を持つ」から「バインドする権利を持つ」へ


目的 
書籍化されていない、作家、研究者のテキストの電子化から独自製本への読者による一貫編集/書籍化フローの構築。

背景 
いまだ書籍化されていない、作家や学者のエッセイはアーカイブ的宝庫でありながらニッチである。雑誌で公開されてもそれが書籍化されない限りは恒常的に公開されないためである。
そのような原石をまずは
1. 電子化させ、単独で購読購買可能にする。
2. 同時に購買者自身のセレクションにより、購買者が編者となり、
ituneのプレイリストならぬ独自の製本(バインディング)を行なえること(編書名もつけられる)。

これによって、
3. これまで書籍が実体化というエビデンスを担っていたのに対し、複数の購買者がそのようなエビデンス作りに参加できること。
4. バインディングにあたっては、プロ装丁家や新人装丁家のテンプレートも準備する。
このようなプロセス全体が『BINDIT』という企画である。

構成ならびにフロー 
1 「本未満」アーカイブ部門(作家.研究者に呼びかけバンクを作る)
2  電子書籍化部門
3  購買者が独自の編集で書名づけならびにバインド化する際の、装丁家による装丁デザインのセレクションならびに制作、配達部門
4  これら流れの注文ポータルサイト作成

効果 
書籍化されていない若手作家のオルタネイティブな登場の仕方の促進、購買者自身のセレクションによる独自なバインド作りという新しい本の生まれ方の提示
                      
08/12/26
中谷礼仁・アセテート info@acetate-ed.net
早稲田大学 理工学術院 創造理工学部 建築学科 中谷研究室気付
169-8555 新宿区大久保3-4-1 55N-8-9
Tel:03.5286.2496(内線73-3266)Faxも


リンク用タグはhttp://www.acetate-ed.net/blog/index.php?itemid=1184
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